K18ダブルフィンガーリングを手作り|いつものリングが見違える大人の手元に | リバティ×リバティ

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彫金 習い事

K18ダブルフィンガーリングを手作り|いつものリングが見違える大人の手元に

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リバティプリントを使ったポーチを制作・販売している「リバティ×リバティ」として活動する一方で、実はもうひとつ、静かに続けているものがあります。

それが、彫金です。

本業ではなく、趣味としてレッスンに通いながら学んでいる段階ではありますが、少しずつ自分の手で形になっていく過程に、ものづくりの原点のような楽しさを感じています。

最近は「K18」や「リング」といったキーワードでこのブログに辿り着いてくださる方も増えてきました。
そんな中でまずお伝えしておきたいのは、アクセサリーやジュエリー作家として活動しているわけではない、ということ。

ただ、だからこそ日常の中で本当に使いたいものや、年齢を重ねた手元にしっくりくるものを、素直な目線で考えながら制作しています。

そしていつか、この経験をかたちにして、日々の中でそっと楽しんでいただけるようなものをお届けできたら――そんな思いも、少しずつ育てています。


きっかけは、少しだけ変化をつけたくて

K18のダブルフィンガーリング。
いつものハーフエタニティと重ねて、新しいバランスに。

今回制作したのは、K18のダブルフィンガーリング。
きっかけはとてもささやかなもので、少しだけ変化をつけたくて、という気持ちからでした。

左手の薬指には、長く愛用しているハーフエタニティリング。
気に入っているからこそ出番は多いのですが、ふとした時にもう少しだけ手元に変化をつけてみたくなることがありました。

そこで思いついたのが、薬指と中指、あるいは薬指と小指にまたがる“ダブルリング”。

いつものリングをつけたまま、少し遊び心を加えられるものがあったら――そんな思いから制作をスタートしました。


自分の指に合わせて作るということ

今回のリングは、重ねたときのバランスを考えて、幅は約1.7mmと細身に。
高さも、手持ちのハーフエタニティリングと揃えています。

形はシンプルなオーバル型で、自分の指にぴったり沿うサイズ感に仕上げました。

シンプルなオーバル型。
2本のラインで構成された、ダブルフィンガーリングのかたち。

既製品のダブルフィンガーリングも探してみたのですが、どうしても「少し大きい」「この指にははまらない」といった微妙なズレがあり、しっくりくるものが見つからず…。
それならばと、思い切って自分で作ることにしました。

素材はK18イエローゴールド。
ジュエリーらしい品のある輝きを活かすため、あえて華奢で繊細なラインにしています。

また先生からは、
「半面にダイヤ、もう半面は地金のままにしてリバーシブルにするのもいいですよ」
というアドバイスもいただきました。

今回はシンプルな地金仕上げにしましたが、使いながら変化を加えていける余白も、このリングの魅力のひとつです。


形にするまでの工程

制作は、約5gのK18を溶かし、1.7mmの角棒を作るところから始まります。

この5gという量にも、実は少し理由があって。残りの地金で、お揃いのイヤーカフも作れたらいいな、と。そんなことを考えながら、この分量にしました。

そこから、あらかじめ針金で作っておいた目安の形に合わせて、フリーハンドで少しずつ整えていきます。
ダブルリングには決まった型がないため、すべて頭の中のイメージを頼りに形にしていく作業です。

特に難しかったのはカーブのバランス。
左右対称に見せるためには細かな調整が必要で、試行錯誤の連続でした。

最終的な微調整は先生に助けていただきながら、形が決まったところでロー付けをし、刻印、削り、整え、磨いて完成です。

見た目はとても華奢ですが、実際はしっかりとした強度があります。
制作の過程で「なまし(加熱)」と「叩く」を何度も繰り返すことで、金属が締まり、強くなるためです。

一般的な量産のジュエリーは、溶かした金属を型に流し込む「キャスト製法」で作られることが多く、均一で美しく仕上がる一方で、叩いて鍛える工程が少ない分、こうした締まり方とはまた異なる特徴を持っています。

手間はかかりますが、こうして少しずつ形を作っていく工程には、どこか温かみが宿るように感じています。


手元に生まれる、小さな変化

薬指と中指にかけて。
すっと横に伸びるラインが強調されて、すっきりとした印象に。
薬指と小指にかけて。
少し余白が生まれて、やわらかく軽やかな印象に。

指輪って、気づくといつも同じ位置、同じ組み合わせになっていませんか?
お気に入りだからこその安心感はあるけれど、どこか少しだけ変化がほしい、そんな気分になることもあります。

そんなときにおすすめなのが、“いつものリングにもう一本足す”という楽しみ方。

見違えるように手元の印象が変わる――そんな感覚を軽やかに超えてくるのが、ダブルリングかもしれません。

横にすっと伸びる一本のラインが加わるだけで、これまでと同じリングをつけているのに、まるで別の手元のように見えるのです。

特別なことは何もしていないのに、どこか洗練されていて、少しだけモードな雰囲気も漂う。そして何より印象的なのが、地金のきらめき。

指の動きに合わせて、これまで気づかなかった角度から光がふと現れて、そのたびに思わず目が留まる。そんな小さなときめきが、日常の中にさりげなく増えていきます。

気づけば、ふと手元を眺めてしまう。そして少しだけ気分が上がっている自分に気づく。そんな不思議な魅力を持ったリングです。

まずは一本、取り入れてみるのもおすすめですし、これからの季節には、シルバーで少しだけ存在感のあるタイプを重ねるのも素敵です。

ゴールドの繊細さと、シルバーの軽やかさ。その組み合わせが、また新しい表情を見せてくれるはずです。


これからのこと

今回制作してみて改めて感じたのは、「自分に合うサイズ」と「しっくりくるバランス」の大切さでした。

既製品ではなかなか叶わない、その絶妙なフィット感。それを形にできることが、彫金の面白さでもあります。

まだ学びの途中ではありますが、こうした経験を少しずつ積み重ねながら、日々の中でそっと楽しんでいただけるようなものをお届けできれば…と考えています。

この記事の著者

秋山 良枝

広島県生まれ。2歳から11歳までブラジルで過ごす。神戸市の大学を卒業後、5年間企業勤め。30歳で看護師免許を取得。
都内の大学病院勤務を経て子育て中に 子どもが中身を把握でき、自ら探せるポーチを手作りしたことがリバティ×リバティの原点。
2013年から制作活動を開始。看護師の経験を生かし、お子様からご高齢の方まで誰もが使いやすいポーチ作りに励んでいる。

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