久々の彫金レッスン。ついに“好きなものを作る”時間へ
#10Kリング #10金 #18Kリング #ゴールドリング #ジュエリーリメイク #ジュエリー作り #ジュエリー修理 #ハンドメイド #ハンドメイド作家 #リング修理 #初心者向けレッスン #好きなこと #彫金 #手仕事 #趣味 #趣味時間
久しぶりに彫金について書きたいと思います。
基本制作物3点の課題がようやく終了し、今日からは待ちに待った “好きな物を自由に作るレッスン” に入りました。
まず最初に取り掛かったのは、修理から。
父が20代の頃、アメリカで購入したというゴールドリングのつなぎ目が割れてしまっていたため、それを直すことに。



刻印は「RW10…?」と読めたのですが、先生に調べていただいたところ10Kであることが判明し、きちんと「K」の刻印を入れ直していただきました。つなぎ目は10金ロウでろう付けし、最後は新品のように磨き上げます。石がついている状態でのろう付けは、熱の加減が非常に難しく熟練した技術が必要なため、この工程は先生にお願いしました。安全に、かつ美しく仕上げていただき、本当に感謝です。
さらに、昔のリングには内側の周囲に角が残ったままのものが多く、父のリングも例外ではありませんでした。
現在は安全性の観点から、その“角”を取る処理が義務化されているそうで、今回の修理でも内側をぐるりと丸く削り、指あたりが柔らかく、着け心地の良い形へ整えました。ソフトで滑らかな触り心地になり、リングとしてのクオリティもぐっと上がった気がします。



石は合成石だそうですが、ずっしりとした重みがあり、今同じデザインの既製品を購入すると20万円以上になるのだとか。
当時、父は数万円で買ったそうなので…価値が跳ね上がりましたね(笑)
石の周りには、かつて溝模様が彫られていたらしき跡が残っていたため、その部分も復元。縦溝を入れられるヤスリがあり、それでこするだけで雰囲気がきれいに蘇りました。
ジュエリーにほとんど興味のない父が唯一、自分で買って身につけていたもの。
それをピカピカに蘇らせることができて、娘としても嬉しいお手伝いになりました。
別の作業も
余った時間で、もうひとつ作業を進めました。
持っていたものの、留め具が扱いにくくてほとんど使っていなかった18Kのロープチェーンネックレスを、ブレスレット2本へリメイクすることに。残りの部分は、チェーンリングを数本つくる予定です。


ネックレスのように成形された金素材は、買うととても高価。
先生から「溶かしてしまうより、形状を活かした方がいいよ」とアドバイスをいただき、当初は一本にしようと思っていたブレスレットを、思い切って二本作ることにしました。
同じものを2本重ねてつけると、夏場のアクセントになるでしょうか。
仕上がりが今から楽しみです。
ブレスレットに使う丸カンは、使っていない18金リングを溶かして自作します。
ブレスレットは特に着脱しづらいので、留め具は少し大きめの引き輪にすることにしました。
今年中に完成させる目標です。わくわくします。
火加減と金属の方向…まだまだ勉強中
最近は、バーナーの点火にも少し慣れてきました。
ただ、工程によってどれくらいの火力が適しているのかは、まだ全然分からず…。
金の塊をローラーで棒状に延ばす作業でも、差し込む向きを判断するのに毎回悩んでしまいます。
なんと呑み込みの悪いこと…と情けなくなりつつも、それでもやっぱり楽しい時間。
焦らず、少しずつ上達していけたらいいなと思っています。
