秋山 良枝
広島県生まれ。2歳から11歳までブラジルで過ごす。神戸市の大学を卒業後、5年間企業勤め。30歳で看護師免許を取得。
都内の大学病院勤務を経て子育て中に 子どもが中身を把握でき、自ら探せるポーチを手作りしたことがリバティ×リバティの原点。
2013年から制作活動を開始。看護師の経験を生かし、お子様からご高齢の方まで誰もが使いやすいポーチ作りに励んでいる。
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リビングを少しずつ、自分の「好き」で満たしています。
以前から少しずつ取り入れているウィリアム・モリスのファブリック。今回は、キッチン背面の棚の一部をモリスの「ピンパネル」柄にしてみました。
実はこのピンパネル柄を使うのは今回が初めてではありません。以前、スプーンを飾るためのボードにピンパネル柄の生地を貼ってもらいました。

お気に入りの柄だからこそ、リビングの中でもう一度使いたい。そんな気持ちもあって、今回の棚も統一することにしました。
ひとつお気に入りのものが増えると、そこから「これも合わせたい」と少しずつつながっていくのが、インテリアの楽しいところです。
リビングのソファには、モリスの「ウィローボウ」のクッションがあります。ウィローボウの落ち着いたグリーンがとても好きで、その色に合わせたクッションも置いています。
今回、棚の下段をどうするか考えたときにも、この「モスグリーン」が頭に浮かびました。
ピンパネル柄の中のグリーン。
ウィローボウのグリーン。
そしてソファのクッション。
それぞれが少しずつつながっていけば、部屋全体にまとまりが出そうです。そこで、棚の下段はグリーンにすることにしています。
……といっても、実は最後までかなり迷いました。
下段の色を決めるとき、候補にしたのはグリーンと濃いブラウン。リビングにはアンティーク家具があり、その家具の色に合わせるなら濃いブラウンも素敵。また、今回使ったピンパネル柄の地の色も濃いブラウン。
一方で、リビングにはすでにウィローボウのクッションがあり、そこからつながるモスグリーンも捨てがたい。
そこで、実際にイメージしやすいようにChatGPTに画像を作ってもらい、グリーンとブラウン、それぞれの雰囲気を家族にも見てもらいました。

そして家族で多数決。結果は……
グリーンに決定!
自分ひとりで決めるのも楽しいけれど、家族で「あっちがいい」「こっちもいい」と話しながら決めるのも、なかなか楽しい時間でした。下段のグリーンは、これからのお楽しみです。

今回の棚の背面は、特別な工事をしたわけではありません。お知り合いのカルトナージュの先生のお教室にお邪魔し、作らせていただきました。
棚の背面のサイズに合わせてケント紙をカットし、その上に生地を貼っています。生地は、柄のつながりや並びを考えながら、位置を決めてからカット。
そして、できあがったものを両面テープで棚に貼っています。とてもシンプルな方法ですが、これなら壁や家具を大きく傷めることなく、好きな生地をインテリアに取り入れられます。
何より、気分が変わったときに張り替えられるのが嬉しいところ。

今回使ったのは、とても上質な綿麻素材。ファブリックそのものにも存在感があります。
ポーチなどを作るための生地として眺めるのとはまた違って、インテリアとして広い面に使うと、柄の美しさがより感じられます。
布小物を作るのが好きだからこそ、こうして「布を暮らしの中で楽しむ」のも面白いなと思います。
そして、もうひとつ考えていることがあります。今回のピンパネル柄だけではなく、同じ棚の背面を「ウィローボウ」の生地で作っておくこと。
そうすれば、季節や気分に合わせて張り替えて楽しめます。春夏は少し軽やかに、秋冬は落ち着いた雰囲気に……と、家具を買い替えなくてもファブリックを変えるだけで、部屋の印象を変えられます。
「今日はこっちにしようかな」と、着せ替え感覚で楽しめるのもいいなと思っています。素敵な生地に出会った時に購入しようと思っています。
今回の棚づくりをきっかけに、改めて感じたのは、インテリアは一度に完成させなくてもいいということ。
お気に入りの柄がひとつあって、そこからクッションにつながり、家具の色につながり、また別の場所へ……。
そうやって少しずつ、自分の好きなものが部屋の中につながっていく。今のリビングは、まさにそんな途中です。まずは今回のピンパネル。そして次は、下段のモスグリーン。その先にはウィローボウへの張り替えも。
観葉植物も少しずつ増やしています。好きなものを眺めながら、次はどこを変えようかなと考える時間も、インテリアの楽しみのひとつです。
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