さらにダブルフィンガーリングを自作|K18×PT900・ダイヤ再利用で作る大人のジュエリー
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前回ご紹介したイヤーカフとダブルフィンガーリング
その続きとして、今回新たに2点が完成しました。今回制作したのは、K18とPT900、それぞれ同じデザイン・同じサイズ。
人差し指と中指に通して着けられるよう、前回と同じ仕様を保ちながらサイズを上げました。
厚みや幅もすべて揃え、並べたときに美しく見えるよう細部まで整えています。
かたちを決めるところから、すべて手探りで
今回のリングは、以前作成したリングを参考にしました。
サイズをアップさせながら地金を少しずつ曲げていきます。実際に指にはめて、外して、また調整する。その繰り返しです。
きつすぎず、でも関節でほんの少し止まる。するりと抜けない、心地よいサイズ感。その絶妙なバランスを探りながら仕上げました。
2本を“まったく同じ”にするというこだわり


もうひとつのこだわりは、2本を同じサイズに仕上げること。実はこれが想像以上に難しく、やっとこで何度も微調整を繰り返しました。
今回のリングは、2本同時に着けることを前提にしています。だからこそ
・幅
・厚み
・カーブ
・高さ
そのすべてを揃えることが大切でした。ほんのわずかな差でも、並べたときに違和感として現れてしまうからです。
K18には、特別なダイヤを

K18のリングには、ダイヤモンドを30石、合計0.208ctセッティングしています。このダイヤは新たに購入したものではなく、使っていなかったジュエリーから外したものを再利用しています。
先生に石の状態を見極め、配置を考えて頂き、留めは専門の石留め職人さんに依頼。この繊細な並びは、やはり職人の技あってこそだと感じます。
華奢でも、しっかりとした強さ

幅は約1.5mmととても繊細。そのため、壊れそうと感じるかもしれませんが、一度金属を溶かし、叩いて締める工程を繰り返しているため、密度が高く、しっかりとした強度があります。
一般的なキャスト製法(型に流し込む方法)は、均一な形を作りやすい一方で、条件によっては内部に微細な空隙が生じる可能性もあると言われています。
今回のリングはそれとは異なり、質感・密度ともにしっかりとした仕上がり。長く安心して使えるリングになりました。
実際の使い心地は?

よく聞かれるのが、
「字、書ける?」
「不便じゃない?」
という声ですが──大丈夫です。じゃんけんもできますし、タイピングも、字を書くのも問題ありません。



自宅では傷みを防ぐため外していますが、仕事も普通にこなせます。
手元の印象が変わるリング

細長く指をまたぐデザインは、手元の印象をぐっと変えてくれます。
・こなれ感
・さりげないおしゃれさ
・少しの個性
それらが自然に加わるのが、このリングの魅力。
左右の手に着けたり、エタニティリングや地金リングと重ねたり、ピンキーと組み合わせたり。いろいろな楽しみ方ができます。
「これは作ってよかった」そう思える仕上がりになりました。
ジュエリーが高い今だからこそ
最近は本当にジュエリーが高くなりました。金の高騰により、気軽に購入できるものではなくなっています。そんな中でよく聞かれるのが、
「どうしてそんなに作れるの?」
その答えはシンプルで、使っていないジュエリーを溶かして、地金として再利用しているからです。
母から受け継いだ価値観
20代の頃、母に言われました。
「おもちゃのアクセサリーを3つ買うなら、本物をひとつ買いなさい」
ここでいう“本物”とは、金・銀・プラチナといった貴金属のこと。
その言葉を守ってきたことで、今、手元にはしっかりとした地金のジュエリーが残っています。昔のリングは5g〜12gほど地金が使われているものも多く、それが今こうして新しい形に生まれ変わっています。
形を変えて、また今の自分へ
もし地金を使い切ったとしても、その時に合わなくなったもの、使わなくなったもの、流行が強いもの、それらをまた溶かして、新しい形にしていく。
そんなふうに長く付き合えるのも、ジュエリーの魅力です。
眠らせておくのは、もったいない
使っていないジュエリーがあれば、そのまま眠らせておくのは少しもったいない。少し手を加えるだけで、“今の自分に似合うもの”に変わります。
とても贅沢で、でも現実的な楽しみ方。私にとっては、かけがえのない時間でもあります。
