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リバティの柄図鑑

ミナ・ペルホネンとリバティ

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スリーピングローズ-Sleeping Rose

リバティプリントの中でも根強いファンの多い柄の一つです。様々な色が展開されているのも魅力のひとつかもしれません。今回は、この柄に関係深いミナ・ペルホネンについて調べてみました。

LIBETY.公式HPではスリーピングローズの柄を、こう説明しています。

日本の花鳥風月をテーマにした2010年秋冬コレクションの柄の一つで、デザイナー皆川明氏とのコラボレーションにより生まれたデザインです。

「眠れるバラ」と名付けられた本柄には、美しい詩の一節がしたためられています。シンプルかつ美しいスタイルを持ち、色鉛筆や水彩、インクでの複雑なラインによるデザインになっています。

https://www.liberty-japan.co.jp/item/detail/1_2_10-3630275-TEE_CE_LF/CE

皆川明氏とミナ・ペルホネン

皆川明氏は、日本のファッションデザイナーです。1995年に「ミナ」を、そして2003年にミナ・ペルホネン(minä perhonen)というブランドを創立しました。


ブランド名の「minä」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」を意味するフィンランド語です。なぜ、蝶なのでしょう。ブランドの特徴は、服にグラフィックをのせていくことだと考え、グラフィカルな模様を身にまとうものを自然界の中で探したら蝶だった、という理由からだそうです。服を着る人の姿が蝶の羽をまとうようなイメージもあります。


そうやって始まったミナ・ペルホネンは、「せめて百年つづく」ブランドを作りたいという思いで織りや糸、生地やテキスタイルのクオリティを生命線としてとらえて活動し続けています。


ハンドローイングで描かれるミナ・ペルホネンのデザインは、どこか温かく、素朴でありながら、独自性が強い印象を受けます。個人的には独特な、繰り返すパターンや空間の使い方に面白みを感じています。

ミナ・ペルホネンでは、毎年数多くのテキスタイルが生まれています。中でも代表するtambourine(タンバリン)柄を見たことがある方、多いのではないでしょうか。

tambourine

数々のテキスタイルをこちらから見ることができますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

英・リバティ社とミナ・ペルホネンのコラボ

リバティの2010年秋冬コレクションにて皆川明氏のデザインが発表されました。詩とともに3柄のテキスタイルが発表されたのでご紹介します。

①Unforgettable Moment

unforgettable moment 忘れられない時

「忘れられない時」

記憶がいつか
最後のかけらになったとしても
此の花を見たことを忘れない
なんでもない花が
美しかったことを忘れない

②Sleeping Rose

sleeping rose

となりにいるあなたの寝息を聞きながら
今日の日の光を思い出しています
「明日は雨でもいいよ」と、風につたえておやすみなさい

③Memories of Rain

Memories of Rain

イノセンス(はじめての花摘み)

目も耳も手もいろんなことを知ってしまった
生まれたばかりの輝きと引き換えに
はじめて見た花たちを描いて涙する

どの柄も目にされたことがあるのではないでしょうか。リバティ×リバティでは主に②と③の生地を使って多くの商品を作っています。

特に②のスリーピングローズの柄は、ミナ・ペルホネンを詳しくご存知でない方にも好評のため、数多くご用意しています。③のメモリーズオブレインではブランド名でもある蝶がモチーフになっています。

眠れるバラの魅力

もう少しだけ②のスリーピングローズ(眠れるバラ)について。


良く見ると、バラの一本一本が細かく繊細に色付けされており、お行儀よく4本ずつ整列しています。4本のバラが一枚のタイルとなり、そのタイルが縦向きと横向きに交互に敷き詰められているかのように描かれています。


この柄は発表から14年以上経った今でも廃れることなく、愛され続けています。新しいお色の生地が発売される度に話題になります。


私自身、10年以上この柄を扱ってポーチを作っていますが、不思議なことに全く飽きません。単純なようで単純でない柄に、言葉にできない魅力を感じながら作り続けています。


ミナ・ペルホネンが「せめて百年つづく」ブランドを目指している通り、このまま人の心に残り続ける柄であるような気がしてなりません。

ミナ・ペルホネンとリバティ

ミナ・ペルホネンはオリジナルの生地をもとにした服やバッグの制作はもちろんのこと、インテリアファブリック、テーブルウェア、ホテルに至るまで様々な分野で展開されているブランドです。


「あたらしいデザインを育てる」「定番のデザインを磨きなおす」ことが「せめて百年つづく」ブランドには欠かせない仕事である、と著書「生きる はたらく つくる」で記されています。その理念をもとにシーズンごとに数多くのテキスタイルを発表し続け、今では2000種類以上のテキスタイルが存在します。


まさに、昔のデザインをリドローして新たなデザインを生み出し続けているリバティと通じるものがあるように感じます。またリバティ社とのコラボが実現することを密かに願っています。

この記事の著者

秋山 良枝

広島県生まれ。2歳から11歳までブラジルで過ごす。神戸市の大学を卒業後、5年間企業勤め。30歳で看護師免許を取得。
都内の大学病院勤務を経て子育て中に 子どもが中身を把握でき、自ら探せるポーチを手作りしたことがリバティ×リバティの原点。
2013年から制作活動を開始。看護師の経験を生かし、お子様からご高齢の方まで誰もが使いやすいポーチ作りに励んでいる。

“ミナ・ペルホネンとリバティ” への1件のコメント

  1. […] 生したリバティの2010年秋冬コレクションでは、ファッション&テキスタイルデザイナー・皆川明氏の「スリーピングローズ(眠れるバラ)」、グラフィックデザイナー・渡辺良重の「Yosh […]

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