秋山 良枝
広島県生まれ。2歳から11歳までブラジルで過ごす。神戸市の大学を卒業後、5年間企業勤め。30歳で看護師免許を取得。
都内の大学病院勤務を経て子育て中に 子どもが中身を把握でき、自ら探せるポーチを手作りしたことがリバティ×リバティの原点。
2013年から制作活動を開始。看護師の経験を生かし、お子様からご高齢の方まで誰もが使いやすいポーチ作りに励んでいる。
BLOG & INFO
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ハンドメイド作家は、ほとんどの時間をミシンに向かっていると思いますか?実は違います。
私は2013年からリバティプリントの小物作家として活動をしていますが、ミシンに向かっている時間は一日のうちほんの一部です。
実際には、パソコンに向かっている時間の方がはるかに長いのです。おそらく、皆さんの想像とはかなり異なる日常を送っていると思います。今回は、ハンドメイド作家としての私の一日の過ごし方をご紹介します。
6:50AM-起床とお弁当作り
・朝食と娘のお弁当を作り、朝のエネルギーをチャージします。最もバタバタする時間帯です。
8:00AM-夕食の準備と掃除
・夕食のおかずを2~3品作りながら、掃除も行います。掃除機をかけることが一番好きなので、お掃除ロボットは使いません。
・アイロンがけや洗濯ものを畳むなどの家事も行います。
9:00AM-仕事開始
・パソコンチェックの時間です。夜間にご購入頂いたお客様へのお礼や発送の準備を行います。
・お問い合わせやオーダーご依頼への対応も行います。多い時は4~5名様と並行して対応します。
・オーダーが成立した場合は、生地発注のとりまとめやスケジューリングの見直し、必要物品の確認を行います。
9:45-ジムへ
平日に2回ジムへ通っています。オープン時間からスタートし、30分間みっちり汗をかきます。その後、日常品や食品の買い物を行います。
11:20AM-帰宅後撮影開始
・天気の良い日にSNS用、オンラインショップ用の写真撮影を行います。たまに動画も撮影します。
12:30PM-ランチタイム
・自宅で簡単なランチをとります。前の日のドラマを観ながらリラックスします。
1:30PM-仕事再開
・パソコンでオーダーの相談対応をしながら、新商品やオーダー完成品をオンラインショップに掲載します。
Creema,minne,BASE,HPへの掲載に最も時間がかかります。
・ブログやSNS(X)の更新も行います。
2:10PM-制作時間
・生地をカットしたり、ミシンに向かって制作を行います。
・日中ご購入頂いたお客様へのお礼や発送の準備も行います。
3:10PM-娘のお弁当作り(夜用)
・塾で食べるお弁当と家族の夕食を準備します。朝に夕食のおかずや汁物を作っているのでここではメインを作る程度です。
4:00PM-お弁当を娘に届ける
・娘の学校帰りの時間に合わせてお弁当を届けます。この時に商品を発送することもあります。
・身体のメンテナンスに行くこともあります。
4:30PM-帰宅してコーヒーブレイク
・コーヒーや紅茶(カフェインレス)でリフレッシュします。
・Instagramを更新します。
5:00PM-制作再開
・ミシンに没頭する時間です。最も作業が捗る時間です。
6:00PM
・お客様からのお問い合わせへの最終対応を行います。
・ブログ投稿の下書きを行います。
・明日のスケジュールの見直しを行います。
7:00PM-夕食とリラックスタイム
・夕食をとり、一日の疲れを癒します。
・9:00以降はドラマを観ながら、アロマオイルで全身マッサージをしてリラックスします。
10:00PM-洗濯スタート
・洗濯機を回します。外干し禁止の土地柄のため、家族全員の入浴が終わった後に浴室乾燥機とドラム式乾燥機を使って乾燥させます。
11:15PM-就寝
・一日良く頑張りました。寝る時間です。
いかがでしたか?ミシンを踏んでいる時間が1時間ほどしかないことに驚かれたかもしれません。
実際、ミシンを使わない日もあるほどです。
ポーチを一つ完成させるのに、ミシンを使う時間はほんの数分程度で、歯磨きよりも短いくらいです。ポーチ作りの工程では、型紙の作成や布のカットの方がずっと時間がかかります。ミシンを踏む時間は、ポーチが完成するまでの工程の中で最も短い作業なのです。
私の場合、ご依頼をいただいてからポーチを作成することが多いため、ご相談者様のご希望を伺い、形や柄を決めるまでに最も時間がかかります。つまり、ミシンに向かうよりもパソコンに向かっている時間の方が数倍長いのです。
リバティ×リバティにおける事務関係の業務を簡単に挙げてみます。
などなど・・・これでも一部なのです。
『好きなこと(ミシン)を仕事にできていいな』と思う方も多いかもしれませんが、実際には他の作業の方が圧倒的に多いのです。
仕事が増えるにつれて、デスクワークの量も比例して増えていきます。
販売時には華やかに見えるかもしれませんが、その背後には地味な作業がたくさんあります。孤独な作業も多く、頼れるのは自分の感性だけ。これが、ハンドメイド業界の現実です。
ミシンを踏むことが好きでこの仕事を始めましたが、実際にはミシンを使う時間は少なく、他の作業が大半です。
それでも、ミシンに関わる仕事ができることが、この仕事を続けられている一番の理由です。そして、皆様に心から喜んで頂けることが第二の理由です。
私の作った商品を心から喜んでくださり、それを更に周りの方に広めてくださる、そのお気持ちと行動が私の原動力です。
結局、「好きなこと」を仕事にできているのは幸せなことだと感じています。
だからこそ、これからもたくさんご相談ください。
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