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リバティの柄図鑑

スリーピングローズとミナ・ペルホネンの魅力を解説

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スリーピングローズ-Sleeping Roseとは

スリーピングローズは、ミナ・ペルホネンの中でも特に人気の高いデザインの一つです。このデザインは、まるで眠っているかのようなバラの花をモチーフにしており、その柔らかく穏やかな雰囲気が特徴です。スリーピングローズは、多くのアイテムに使用されており、ファッションアイテムからインテリアまで幅広く愛されています。今回は、この美しいデザインに深く関係するミナ・ペルホネンについても一緒に調べてみました。

LIBETY公式HPによると、スリーピングローズの柄は以下のように説明されています:

日本の花鳥風月をテーマにした2010年秋冬コレクションの柄の一つで、デザイナー皆川明氏とのコラボレーションにより生まれたデザインです。

「眠れるバラ」と名付けられた本柄には、美しい詩の一節がしたためられています。シンプルかつ美しいスタイルを持ち、色鉛筆や水彩、インクでの複雑なラインによるデザインになっています。

https://www.liberty-japan.co.jp/item/detail/1_2_10-3630275-TEE_CE_LF/CE

スリーピングローズの詳細な背景

デザインの誕生とインスピレーション

スリーピングローズのデザインは、日本の花鳥風月をテーマにした2010年秋冬コレクションの一環として生まれました。デザイナーの皆川明氏とリバティ社のコラボレーションによって生み出されたこのデザインは、彼の独自の美意識とリバティの伝統が融合しています。皆川明氏は、自然の美しさをシンプルかつエレガントに表現することを得意とし、スリーピングローズもその一例です。

デザインの特徴

スリーピングローズのデザインは、細かく繊細に色付けされたバラの花が特徴です。それぞれのバラはお行儀よく4本ずつ整列し、タイルのように縦向きと横向きに交互に敷き詰められています。この緻密なデザインにより、見る人に落ち着きと美しさを感じさせます。さらに、新しい色の生地が発売される度に話題になるなど、発表から14年以上経った今でも愛され続けています。

個人的なエピソード

私自身、10年以上この柄を扱ってポーチを作っていますが、全く飽きることがありません。単純なようで単純でないこの柄には、言葉にできない魅力があります。ミナ・ペルホネンが「せめて百年つづく」ブランドを目指している通り、このスリーピングローズも人々の心に長く残り続けるデザインであると感じています。

コレクションと展開

このデザインは、2010年秋冬コレクションで初めて発表され、多くのファッションアイテムやインテリアアイテムに採用されました。特にスカーフやクッション、カーテンなどに使用され、そのエレガントなデザインが広く認知されました。また、多くの色バリエーションが展開されており、それぞれが異なる雰囲気を持っています。

皆川明氏とミナ・ペルホネン

皆川明氏とは?

皆川明氏は、日本のファッションデザイナーであり、1995年に「ミナ」を設立し、2003年にミナ・ペルホネン(minä perhonen)というブランドを立ち上げました。ブランド名の「minä」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」を意味するフィンランド語です。

ブランド名の由来

ブランド名に「蝶」が選ばれたのは、皆川氏が服にグラフィックをのせるというブランドの特徴を考えた際に、グラフィカルな模様を身にまとうものとして自然界の中から蝶を選んだことに由来します。服を着る人が蝶の羽をまとうようなイメージも含まれています。ミナ・ペルホネンは「せめて百年つづく」ブランドを目指し、織りや糸、生地やテキスタイルのクオリティを生命線として活動を続けています。

デザインの特徴

ハンドローイングで描かれるミナ・ペルホネンのデザインは、どこか温かく、素朴でありながら、独自性が強い印象を受けます。繰り返すパターンや空間の使い方に独特の魅力があり、多くの人々に愛されています。

代表的なテキスタイル

ミナ・ペルホネンでは、毎年数多くのテキスタイルが生まれています。特に代表的なタンバリン柄は、多くの人に知られており、他にも多様なデザインが揃っています。これらのテキスタイルは公式サイトで確認できるので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

タンバリン(tambourine)

英・リバティ社とミナ・ペルホネンのコラボ

リバティの2010年秋冬コレクションにて、デザイナー皆川明氏のデザインが発表されました。このコレクションでは、美しい詩とともに3つのテキスタイルが発表されたので、ご紹介します。

①Unforgettable Moment「忘れられない時」

unforgettable moment 忘れられない時

記憶がいつか
最後のかけらになったとしても
此の花を見たことを忘れない
なんでもない花が
美しかったことを忘れない

②Sleeping Rose「眠れるばら」

sleeping rose

となりにいるあなたの寝息を聞きながら
今日の日の光を思い出しています
「明日は雨でもいいよ」と、風につたえておやすみなさい

③Memories of Rain「イノセンス(はじめての花摘み)」

Memories of Rain

目も耳も手もいろんなことを知ってしまった
生まれたばかりの輝きと引き換えに
はじめて見た花たちを描いて涙する

どの柄も目にされたことがあるのではないでしょうか。リバティ×リバティでは主に②スリーピングローズの商品を多く販売しています。この柄は、ミナ・ペルホネンを詳しくご存知でない方にも好評のため、常にご用意しています。

リバティ×リバティのスリーピングローズ柄商品

当ショップでは、様々なお色のスリーピングローズ柄のポーチを取り扱っています。

最新のスリーピングローズのカラー

最新のお色は、メルシーさんオリジナルカラーで、サックス色のバラが描かれています。実物は画像よりもさらに青みがかかっており、非常に素敵な色合いです。

その他にも定番カラーの商品を多数揃えておりますので、お好みに合わせてお選びください。

商品一覧はこちら

おわりに


皆川明氏は、「あたらしいデザインを育てる」「定番のデザインを磨きなおす」ことが「せめて百年つづく」ブランドには欠かせない仕事である、と著書「生きる はたらく つくる」で記しています。その理念に基づき、シーズンごとに数多くのテキスタイルを発表し続け、今では2000種類以上のテキスタイルが存在します。


この姿勢は、昔のデザインをリドローして新たなデザインを生み出し続けているリバティ社と通じるものがあるように感じます。また、リバティ社とのさらなるコラボレーションが実現することを密かに願っています。

この記事の著者

秋山 良枝

広島県生まれ。2歳から11歳までブラジルで過ごす。神戸市の大学を卒業後、5年間企業勤め。30歳で看護師免許を取得。
都内の大学病院勤務を経て子育て中に 子どもが中身を把握でき、自ら探せるポーチを手作りしたことがリバティ×リバティの原点。
2013年から制作活動を開始。看護師の経験を生かし、お子様からご高齢の方まで誰もが使いやすいポーチ作りに励んでいる。

“スリーピングローズとミナ・ペルホネンの魅力を解説” への2件のフィードバック

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