今回の彫金|大人の指にちょうどいい、ピンキーリングを作りました
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最近作ったのは、シルバー925のピンキーリング。仕上げにロジウムコーティングを施す予定です。
形は、今も日常的に使っているK18イエローゴールドのピンキーリングと同じものに。
百貨店で購入した、地金だけのとてもシンプルなリングですが、細かな溝のカッティングが入っていて、見る角度によってさりげなくキラキラと光るところが気に入っています。
「派手ではないのに、なぜか手元がきれいに見える」そんなリングです。
このピンキーリングを作った、3つの理由
今回この形をあえて再現したのには、理由があります。
① コンビカラーのように重ねて使いたい

ひとつ目は、K18イエローゴールドのリングと重ねて使うこと。
シルバー(ロジウム仕上げ)を重ねることで、コンビカラーのような見え方になり、手元にほどよい立体感が生まれます。
地金をミックスするだけで、いつものリングが少し今っぽく見えるのが面白いところ。
② ゆるいリングの「ストッパー」として
二つ目の目的は、少し緩く感じているもうひとつのピンキーリング(K18WG・カルティエのマイヨンパンテール)のストッパー代わり。


年齢を重ねると、
・指の太さが変わった
・むくみ方が日によって違う
そんな変化を感じる方も多いと思います。
細くてシンプルな地金リングは、こうした「ちょっとした違和感」を自然に解消してくれる存在です。
③ そのまま、シンプルに一本で
そして三つ目は、一本でさらっと使うこと。主張しすぎず、でも確実に手元を整えてくれる。そんなリングを一本持っておくと、つい手が伸びる頻度が高くなります。
余談|リングの「ストッパー使い」、おすすめです
少し余談ですが、リングのストッパー使いについて。
私はその日の気分で、同じリングを人差し指にしたり、中指にしたりして楽しみたいタイプです。そのため、薬指やピンキー以外のリングは人差し指サイズで購入することが多いのですが、指を変えると、どうしても少し緩くなります。
そんな時、
・ぴったりサイズのリング
・極細のシンプルな地金リング
を重ねるだけで、驚くほど安定します。
リングの使い道が増えるので、眠っていたジュエリーが急に活躍し始めることも。
大人世代こそ、リングがマンネリ化しやすい?
最近は、金やプラチナの価格が大きく上がり、「気軽にジュエリーを買い足す」ことが以前よりずっと難しくなりました。
若い世代のように、ステンレスや気軽な素材をいくつも使い分けるのは、大人世代には少しハードルが高い…そう感じる方も多いのではないでしょうか。
結果として、
・いつも同じリング
・同じ指
・同じ組み合わせ
になりがち。
そんな時こそ、ピンキーリング
そんなマンネリを、驚くほど簡単に変えてくれるのがピンキーリングです。
少しデザイン性のあるピンキーリングは、手元の小さなところまで気を配っている印象を与えてくれるだけでなく、自然に手の外側に視線を誘導し、手全体がすっきり見えるのも嬉しいポイントです。
一本加えるだけで、指のコーディネートが一気に広がります。
・結婚指輪の隣に添える
・他のリングの引き立て役にする
・地金の色をミックスする
細いピンキーリングなら、地金同士が当たりにくいという実用的なメリットも。
それでいて、さりげない「こなれ感」がちゃんと出る。このバランスが、大人の手元にはちょうどいいと感じています。
指に込められた意味も、さりげなく楽しむ
ピンキーリングには、こんな意味があると言われています。
- 左手小指:チャンスを引き寄せる、願いを叶える
- 右手小指:表現力を高め、自分の魅力を伝える
気分やなりたい自分に合わせて、つける指を選ぶのも楽しみのひとつ。
意味を意識しすぎなくても、「今日はこっちの手にしようかな」そんな小さな選択が、日常を少し楽しくしてくれます。
最初の一本におすすめなのは「細い地金だけ」
ピンキーリングを初めて取り入れるなら、色石のない、細めの地金リングがおすすめです。
- どんなリングにも合わせやすい
- 指がすっと細く見える
- ストッパーとしても使える
そして何より、比較的手に取りやすい価格。
ピンキーは地金量が少ないため、ハイブランドでなければ、まだ現実的な選択肢です。
とはいえ、金の価格は気づけば「え、また?」というほど上がっています。
今日がいちばんお求めやすい、そう考えてもいいのかもしれません。
制作メモ|見えないところに、いちばん時間がかかりました
今回のピンキーリングは、一見するととてもシンプルですが、実は連続する溝を作る作業に、いちばん神経を使いました。

溝の表情の違いがよく分かります。

薬指にはカルティエのトリニティ、親指には以前作ったチェーンリング。
等間隔で溝を入れること。
ひとつひとつの山の高さを揃えること。
さらに、山の向きまでできるだけ揃えること。
削って、少し整えてまた確認して削る。
思っていた以上に「削る」と「磨く」を繰り返す工程が多く、正直、途中で少し戸惑いもありました。
完成後、元にしたリングと見比べてみると、溝の数は微妙に異なり、自分で作ったもののほうが、山と山の間隔がやや広め。
同じように作ったつもりでも、やはりまったく同じにはならないものですね。
でも、そのわずかなばらつきが、角度によって違う表情を生み、どこか動きのある印象になっているようにも感じています。
完璧に揃っていないからこそ出る表情もある。
そう思えるようになったのは、今回のリングが、これまででいちばん達成感を感じられた一本だったからかもしれません。
おわりに|大人の指に、ちょうどいい一本を
使っていないリングが、ピンキーリングひとつでよみがえる。
そんな不思議な力を持っているのが、ピンキーリングです。
「もう新しいリングはいいかな」そう思い始めた頃にこそ、ぜひ試してほしい存在。
今回作ったこのリングも、そんな“大人の指にちょうどいい一本”を目指して作りました。
