今の自分にしっくりくる、リングの話
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── 今年最初の彫金レッスンに行ってきました。以前から気になっていたリングのサイズ直しと、余っていたチェーンを使ったリング作りに取り組みました。
どちらも、「今の自分に合う形に整える」という共通点のある作業です。
① 断られてきたヴィンテージリングのサイズ直し

40年ほど前のものと思われる、ヴィンテージのシルバーリング。
主張のある大きさと独特なフォルムに惹かれ、15年ほど前に購入しました。
もともと15号で、人差し指にはめると、少し回る感じがあり、そのわずかなズレが気になっていました。
そこで今回行ったのは、リングの雰囲気を損なわないように配慮した14号へのサイズ直しです。このリングには、もうひとつ難しい点がありました。
いわゆる「ブラックダイヤ」と呼ばれる石が、爪留めではなく接着のみで留められている構造だったこと。
衝撃で割れる可能性や、作業中の脱落リスクが高く、過去にサイズ直しを断られてきました。
実際、以前百貨店のジュエリーお直し店で相談した際も「同じ石は現在手に入らないため、欠けた部分はスワロフスキーで代用できますが、サイズ直しはできません」との回答。
その時は、欠けた部分をスワロフスキーで埋める修理だけを行い、サイズ調整は諦めていました。
それでも、どうしてもこのリングを今の自分に合う形で使いたい。そこで今回は、自分の手でサイズダウンに挑戦しました。
作業中はとにかく石の保護を最優先に。慎重に約1ミリほどカット。水で濡らしたティッシュで石全体を覆い、ロウ付け。その後、成型の際は同じく石を守りながら木槌で少しずつ整えていきます。
最後に、裏面とリングの内側を丁寧に磨き直して完成。
たった1ミリですが、指にのせたときの安定感は大きく変わりました。
回るストレスがなくなり、このリングはまた自然に日常へ戻ってきてくれました。

② 余った18Kチェーンから生まれたチェーンリング
もうひとつ行った作業は、18Kのチェーンリング作成。
以前ネックレスをブレスレットにリメイクした際、少しだけ余ったチェーンがありました。

そこで、最も太い指(右手の人差し指)にはまる程度の長さにカットし、両端を整えてリングに仕立てることに。
今回は、バーナーであぶるロウ付けではなく、レーザー溶接で接合。(正確には、お願いして接着してもらいました)
どこがつなぎ目かわからないほど、美しい円に仕上がっています。

チェーンリングを使うのは今回が初めて。華奢なタイプではなく、程よく太さのあるチェーンに仕上がりました。
実際につけてみると、意外なほど軽やか。
金属量はあるのに、どこか抜け感があり、遊びがある。
一本だけでも十分さまになりますし、重ね付けすると動きが出て、とても楽しいリングです。
あえて少し大きめを細い指につけ、他のリングで軽く押さえると、余ったチェーン部分が自然に動き、空間とリズムが生まれます。

他の指には別のリングを。
主張しすぎず、ほどよい存在感。

チェーンリング+ハーフエタニティ+ホワイトゴールド。
お揃いのブレスレットで、さりげなく統一感を。

カルティエの3連と重ねて、動きをプラス。
ピンキーリングと、ブレスレットを添えて。
コロコロと転がすようにつけるので、多少ゆるくても落ちにくく、見た目以上に実用的。
今あるリングをワンランクアップさせてくれる存在だと感じました。
さらに、以前リメイクしたブレスレットと「さりげないお揃い」を楽しめるのも、このリングならでは。
主張しすぎないリンク感が、日常にはちょうどいい気がします。
ジュエリーは「今の自分」に合わせて更新できる
若い頃は好きでよく身につけていたけれど、最近はなんとなく遠ざかっている。
つけ方がワンパターンになってしまった。
そんな声を、40〜50代の方から良く耳にします。
でも、ジュエリーは新しく買い足すことだけが楽しみ方ではありません。
サイズを整える。
形を変える。
組み合わせを少し工夫してみる。
ほんの少し手を加えるだけで、不思議と「今の自分」にしっくりくる表情に変わる気がしています。
使っていないネックレスをリングにする。
余ったチェーンを、遊び心のある一本として楽しむ。
そんなふうに、
眠っていたジュエリーに新しい役割を与えるのも、大人になった今だからこそ似合う贅沢な楽しみ方だと感じています。
今回のリングたちは、「こうでなければいけない」という枠を少し外した先にある、自由で、肩の力の抜けたジュエリーの楽しみ方を教えてくれました。
頑張りすぎなくていい。
でも、ふと目に入ると気分が上がる。
そんな存在として、ジュエリーがまた日常に戻ってくるきっかけになったら嬉しいです。
