ねじねじリングを作りました|地金リングが広げてくれるジュエリーの楽しみ | リバティ×リバティ

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ねじねじリングを作りました|地金リングが広げてくれるジュエリーの楽しみ

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PT900とK18のねじねじリングを作りました。

趣味で彫金を楽しんでおります。
先週、リングを2本作りました。プラチナ900とK18イエローゴールド。名前は「ねじねじリング」。

その名の通り、2本の丸線をねじって作ったシンプルなリングです。ねじりのラインが一周続くデザインで、どこを正面にしても同じ表情になるのが特徴です。


丸線から作るリング

今回使った丸線は、既製品ではありません。地金を溶かして棒状に伸ばし、それを線引き板の丸い穴に順に通して細くしていきます。

K18の丸線
線引き板:この丸穴に線を通し、細くしていきます。

この工程を何度も繰り返しながら、真円に近い丸線を作っていきます。今では既製の線材を使う作家さんも多いようですが、こうして自分の手で引いた線には、どこか手の感覚が残るような気がします。
今回選んだ太さは直径1.1ミリ。その前に1.4ミリ、1.2ミリでも作ってみて、実際にねじって指に当ててバランスを確認しました。

ポーチ制作でもそうですが、試作してみて初めて分かることがたくさんあります。
最終的に一番美しく見えたのが1.1ミリでした。


ねじり工程

専用のねじり機械は使っていません。今回は手回しドリルを使ってねじります。工程はこんな流れです。

丸線を半分に折る
輪になった方を釘に引っ掛ける
反対側をドリルの先端に挟む
平行に引っ張りながらハンドルをゆっくり回す

こうして均等なねじりを作っていきます。キューキューに詰まったねじりが好み。しっかりと締めてから、それをリング状に整えます。

リング状に整えたねじねじ線(K18)

成形と接合

目指すサイズは14号。リング状に丸めて、重なった部分を糸鋸で切り落とします。その後、ロー付け。プラチナを扱うのは今回が初めてでした。金よりさらに高温の炎が必要で、正直かなり緊張しましたが、なんとか形にすることができました。

余分な箇所を糸鋸でカット(K18)
カットした部分をロー付けします(プラチナ)

ロー付けの後は、

ヤスリで接合部を整える
全体のバランスを見る
ワイヤーブラシで磨く
バッファーで仕上げ

という工程を経て完成です。(いずれの工程も先生のお力をたくさん借りました。)

完成したリングの重さは

PT900:2.85g
K18:2.35g

になりました。


サイズの不思議

完成サイズは

PT:13.5号
K18:14.5号

私は普段人差し指には14号を着用しています。ところが、13.5号のプラチナがなぜかすんなり入る。

先生曰く、「角がないリングは少し小さくても入る」。同じ太さでも形状によって体感サイズが変わる。理屈では知っていたことが、実感に変わった瞬間でした。


嬉しい誤算

K18のリングは糸鋸の切り方が甘く、14.5号になってしまいました。でも結果的には、これが良かった。人差し指に重ね付けもできるし、一本でも成立します。

さらに嬉しかったのは左手の親指に入ったこと。

薬指にカルティエのトリニティとティファニーのハーフエタニティ。ねじねじリングを親指に。

最近のマイブームは親指リング(サムリング)です。薬指と親指にリングをすると空間が生まれて、こなれた雰囲気になる気がしています。

そして何より、一番目に入りやすい場所に輝きがあると少し気分が上がる。今回のねじねじリングはサムリングとしても迎えられることに。
嬉しい誤算でした。


ねじねじリングで広がるジュエリーの楽しみ

このリングを作って、一番楽しかったのはここからでした。どうやって使うか。いろいろ試してみると、リングの世界がぐっと広がりました。


パールリングを普段使いする工夫

今回一番試したかったのがパールリングとの組み合わせ。
パールリングはどうしても冠婚葬祭やかしこまった席だけで出番が終わってしまいがちです。

出番が少なめのパールリング

そこで私は人差し指に入る少し大きめのサイズでパールリングを用意しています。

普段は人差し指に。
そして冠婚葬祭などで薬指に着けたいときにはシリコンのリングアジャスターでサイズ調整。

カットしたリングアジャスター
根本に巻いてサイズを調節します
これでジャストフィットします

こうしておくと、パールリングの出番がぐっと増えます。

今回は、作ったねじねじリングを合わせることでパールのきちんと感が少し和らぎ、更に日常に近づいた気がします。

ねじねじリングでパールのリングをはさみました。

ボリュームレイヤード

次は少しボリュームを出したいときの4本レイヤード

4本のレイヤード
ピンキーは少し細めにして主張を控えめに

今回重ねたのは

・ねじねじリング2本(PT/YG)
・ピアジェPossession リング(WG)
・極細ハーフエタニティ(PG)

素材や太さの違うリングを並べることで縦のラインが揃い、まるで一つのリングのように見えます。
それでいてそれぞれのリングがきらりと光るので、重ね付けならではの立体感が生まれます。
並べる順番を変えるだけでまた違った表情になるのも楽しいところです。


シンプルな2本重ね

プラチナとK18のねじねじリングを2本だけ重ねるのもシンプルです。

シンプルな2本重ね

ねじりのラインが揃うことで、一本のデザインリングのように見えます。とてもシンプルですが、プラチナの落ち着いた白とゴールドの温かい色。

その素材のコントラストがさりげなく効いています。


横ラインを楽しむ華奢スタイル

リングを重ねるだけでなく、指を分けて使うのも好きな方法です。

人差し指と中指にそれぞれねじねじリングを。小指にはカルティエのパンテール、YGのピンキーと自作のSVピンキーリングでボリュームを。

人差し指と中指にそれぞれ一本ずつねじねじリングをつける。ラインが揃うことで手元に自然な統一感が生まれ、すっきりした印象になります。


地金リングが広げてくれる世界

使いやすい地金リング

このリングを作って感じたのは地金リングの使いやすさです。シンプルだからこそどんなリングとも合わせやすい。そして何より手持ちのリングの使い方をぐっと広げてくれます。

石やダイヤがついていなくても形そのものが光を受けてきらりと輝く。

一見すると地味ですが、実はとても頼れる存在です。


次は何を作ろう

こうしていろいろ試していると、また新しいアイデアが浮かんできます。次は何を作ろうか。そんなことをあれこれ考えている時間がとても楽しいのです。

リバティプリントでポーチを作るときも、布の組み合わせや形を考えながら「次はこんなのもいいかも」と想像する時間がいちばん好きだったりします。

素材は違っても、手を動かして形にしていく楽しさは同じ。布も、地金も、触れていると新しい発見があってものづくりの世界はどこまでも広がっていく気がします。

これからもポーチづくりを大切にしながら、もしかしたら少しだけ、ジュエリーの世界でも皆さまのお手伝いができたらいいな…そんなことも、ぼんやり考え始めています。

本日は長い間、私の趣味の時間にお付き合いくださりありがとうございました。

この記事の著者

秋山 良枝

広島県生まれ。2歳から11歳までブラジルで過ごす。神戸市の大学を卒業後、5年間企業勤め。30歳で看護師免許を取得。
都内の大学病院勤務を経て子育て中に 子どもが中身を把握でき、自ら探せるポーチを手作りしたことがリバティ×リバティの原点。
2013年から制作活動を開始。看護師の経験を生かし、お子様からご高齢の方まで誰もが使いやすいポーチ作りに励んでいる。

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