秋山 良枝
広島県生まれ。2歳から11歳までブラジルで過ごす。神戸市の大学を卒業後、5年間企業勤め。30歳で看護師免許を取得。
都内の大学病院勤務を経て子育て中に 子どもが中身を把握でき、自ら探せるポーチを手作りしたことがリバティ×リバティの原点。
2013年から制作活動を開始。看護師の経験を生かし、お子様からご高齢の方まで誰もが使いやすいポーチ作りに励んでいる。
BLOG & INFO
久しぶりに、彫金についてブログを書いてみようと思います。今回は、初めてK24(純金)を扱ったときの体験について。
これまでK18は何度か溶かしてきましたが、24Kはまったくの別物でした。
K18は、金が75%。残りの25%には銀や銅などが含まれています。
そのため、バーナーで熱を加えるとどうしても表面が黒ずんだ色になります。決して、いわゆる「黄金色」にはなりません。
一方、K24は純金。
火を入れても、色は変わらずどこまでも澄んだ、まさに黄金色。
金貨で見る、あの色。思わず「きれい……」と声が出るほど、まばゆくて、圧倒的な存在感がありました。
素材の違いが、ここまで視覚的に表れるのかと彫金をしていて久しぶりに強く感銘を受けた瞬間です。
今回作っているのは、ギフト用の品。
誰に贈るかはあえて伏せておきますが、節目となるタイミングにふさわしい、特別な素材を選びました。
形は、インゴット(延べ棒)のようなペンダントトップ。まだ制作途中ですが、完成イメージはしっかり見えています。


ただの平たい四角だと、少し味気ない。そこで、四方向の辺を少しずつ斜めに削り、四角いチョコレートのようなフォルムに仕上げました。
表面には
「FINE GOLD 99.99」の刻印を。

文字は、正直に言うと少し歪んでいます。でも、そこは機械ではなく手仕事ならでは。そこは「味」ということで。
実際にペンダントとして使うことは、たぶんないと思います。それでも、ただのインゴットではなく、少しだけ遊びを入れたい。
最終的には、角にチェーンを通す輪を付けて斜めにぶら下がるデザインにする予定です。
「身に着けるため」というより、手に取ったときの完成度や楽しさを大切にしました。
グラム数は…内緒です。
金の価格が高騰している今、とても貴重な一品なので。
彫金=ジュエリーを作るもの、ずっとそう思っていました。
でも今回、インゴットのようなものまで作れるという経験をして、彫金の奥深さをあらためて感じています。
素材を知り、火を入れ、形を考え、少しだけ遊びを足す。
とても贅沢で、貴重な時間でした。
完成したら、また記録として残したいと思います。
close