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ラミネート生地って縫いにくい?初心者でも簡単に縫えるコツを伝授します

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はじめに

ラミネート生地を使った作品作りは、防水性や耐久性、そしておしゃれなデザインが人気の理由ですが、「縫うのが難しそう…」と感じている方も多いのではないでしょうか?この記事では、初心者でも挑戦しやすいラミネート生地の縫い方やコツを詳しく解説します!

ラミネート生地とは

まず初めに、ラミネート生地の基本についておさらいしてみましょう。 ラミネート生地とは、生地表面に特殊なフィルム加工を施し、防水性や保温性をプラスした素材のことです。
主に以下の2種類があります:

・ツヤありラミネート生地

つやありラミネート生地(いかり柄)

見た目: 表面がエナメルのような光沢感があり、高級感ある仕上がりになります。
触り心地: 触ると少し抵抗感があります。そのため、ミシンで縫う時に生地がミシンの台や押さえ金の裏にひっついて、滑りが悪くなり目が詰まってしまいます。

・ツヤなしラミネート生地

つやなしラミネート(リバティ柄二種類)


見た目: 光を反射せず、サラっとした手触りでマットな見た目です。
縫いやすさ: 生地の表面に抵抗感がないため、ツヤありの生地と比較すると布送りがスムーズです。初心者にも縫いやすい生地です。

家庭用ミシンでも縫える?ラミネート生地を縫う時のコツ

家庭用ミシンでラミネート生地を縫う際のコツを、具体的にご紹介します:

滑りを良くする方法

テフロン押さえを使用する

テフロン押さえとは、滑りやすい特殊な素材(フッ素樹脂)でできたアタッチメントのことです。押さえ金をテフロン製のものに変えると摩擦を軽減します。ラミネート生地だけでなくレザーを縫製する時にも役立ちます。

右:職業用ミシンのテフロン押さえ 左:家庭用ミシンのテフロン押さえ(裏面)

1000円前後で購入可能ですが、摩耗してきたらソリ部分のみを交換する必要があります。

ソリ:押さえ足のこと (白い部分のこと)

トレーシングペーパーを使用する

生地の上にトレーシングペーパーを重ねることで滑りが改善します。生地の表面とミシン縫い台との摩擦のせいで滑りが悪い場合は、生地の下にもペーパーを敷くと良いでしょう。縫い終わったら横にペーパーをひっぱって取ります。ただし、大量のペーパーが必要です。クッキングシートで代用可能です。

マスキングテープを貼る

押さえ金やミシン台の摩擦を減らすために、押さえ金の裏側部分と、ミシンの縫い台の生地が当たる部分にマスキングテープを貼るのも効果的です。必要に応じて範囲を調整してください。

摩擦をおさえるため、ミシンの押さえ金の裏側にマスキングテープを貼っている
押さえ金の裏にマスキングテープを貼っています

シリコン材やベビーパウダーを使用する

シリコン材やベビーパウダーを押さえ金の裏側やミシン針に塗ることで滑りが良くなります。香りや汚れに配慮した選択が必要です。

クロバー/シリコン材

糸とミシン針の選び方

:60番
・針:14番 縫い目の設定は少し長め(約3ミリ)がおすすめです。生地を傷めずスムーズに縫えます。

固定方法の工夫

クリップやしつけテープを使用する

生地の固定に最適です。マチ針は穴が残るため使用を避けましょう。幅2ミリほどのしつけテープ(両面テープ)が使いやすく、おすすめです。

②マスキングテープでガイドラインを作る

直線を縫いたいときに便利です。縫い終わったらテープを剥がすだけでOKです!

失敗を防ぐポイント

ラミネート生地では、一度ミシン針で開けた穴が元に戻ることはありません。そのため、基本的に縫い直しは避けるべきです。しかし、どうしても縫い直さなければならない場合は、慎重さが求められます。

具体的には、既に開いた穴と同じ箇所に再びミシン針を正確に通す必要があります。縫い直しを繰り返すと、穴の数が増え、生地が破れやすくなる可能性が高まります。そのため、1度目の縫製で正確に仕上げるのが理想的です。

この方法を守ることで、ラミネート生地の損傷を最小限に抑えられるでしょう。失敗を防ぐには、事前にテスト縫いをしてミシンの設定を確認することも大切です!

ラミネート作品をひっくり返す時のコツ

ラミネート生地で作った作品を裏返す工程で、ラミネート生地にどうしてもシワが寄ってしまいます。特に寒い季節は、ドライヤーや床暖房で、やや生地が柔らかくなる程度に温めるとシワを防げます。

透明ビニール生地の場合

透明ビニール生地も、ラミネート生地とほぼ同じ対応で縫いやすくなります。

ビニール生地を選ぶときのコツ

1.厚さの選択

ビニール生地が厚ければ厚いほど縫いにくいため、初心者は0.25ミリ以下の厚さのビニール生地から挑戦しましょう。

2.縫いやすいビニール生地を選ぶ

ビニール同士をこすった際に、ひっつきにくく滑りやすいものを選びましょう。ビニール生地の同じ面同士を軽くこすり合わせて確かめてください。

ビニール生地の作品をひっくり返す時のコツ

ビニール生地も、ひっくり返すときに折れ跡やシワがつきやすく、白っぽい跡が残ることがあります。これを防ぐためにラミネート生地同様、ひっくり返す前に生地を温めて柔らかくするのが効果的です。

ただし、温めすぎると生地がフニャフニャになり、逆にシワが増えてしまうので注意が必要です。また、冷める過程でそのシワが固定される可能性もあるため、適度な温度で温めることがポイントです。

温め具合を工夫すれば、美しい仕上がりに近づけることができます!ぜひお試しください。

まとめ

ラミネート生地は少しの工夫で簡単に扱えるようになります。ご紹介したコツを試して、家庭用ミシンでぜひ素敵なハンドメイド作品に挑戦してみてください!

当ショップでは、美しいリバティウィリアム・モリスのラミネート加工生地と透明なビニール素材を組み合わせた、個性あふれるポーチを多数取り揃えています。機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムばかりです。ぜひ一度、商品一覧をご覧いただき、心躍るお気に入りを見つけてみませんか?毎日の生活を彩る特別な一品がきっと見つかります!

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この記事の著者

秋山 良枝

広島県生まれ。2歳から11歳までブラジルで過ごす。神戸市の大学を卒業後、5年間企業勤め。30歳で看護師免許を取得。
都内の大学病院勤務を経て子育て中に 子どもが中身を把握でき、自ら探せるポーチを手作りしたことがリバティ×リバティの原点。
2013年から制作活動を開始。看護師の経験を生かし、お子様からご高齢の方まで誰もが使いやすいポーチ作りに励んでいる。

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