彫金の時間|K24の仕上げと、リメイクを楽しむという選択
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先日掲載した、K24の彫金についての続きです。
K24はとても柔らかい素材なので、扱いには想像以上に気を使いながら仕上げました。
まず、チェーンを通すためのパーツを作り、本体に斜めに取り付けます。K24はK18と比べてもろさがあるため、この部分は少し太めに。
見た目の繊細さよりも、安心して形を保てることを優先しました。



そのパーツの内側は、ダイヤポイントでスターダスト加工を。
外側は、ペーパーやヤスリ、バフを使って、つるりとした艶が出るまで丁寧に磨いています。
小さな部分ですが、視線を落としたときにふと光ります。
K24はほんの少し力を加えただけで、簡単に反ってしまうので、特にバッファーを使う工程では先生のお力をたくさんお借りしました。
バッファーは、回転する布やフェルトに研磨剤を付けて、金属の表面を磨き上げるための道具です。
最終的に、裏側にグラム数を刻印して完成です。
このデザインは、とあるサイトで見つけた商品を参考にしています。
あくまでも、家族へのギフトとして作ったもの。実際にペンダントトップとして使うことはないと思いますが、もし要望があれば、この先、再度溶かして形を変えるつもりです。
完成形は、正直に言うと少し「いびつ」です。でも、それもご愛敬。
機械ではなく、手で作った証として、そのまま受け取ってもらえたらいいなと思っています。
喜んでもらえることを願って……。
余った時間に、もうひとつ

ダイヤの粒が揃い、パヴェの美しさがよく分かります。
少し前に、片方が0.62カラットのK18パヴェイヤリングを下取りしていました。
パヴェリングにリメイクできますよ、とおすすめもされていて、それも素敵だなと思ったのですが——
立派なダイヤがぎっしりと留められた合計1カラット以上のイヤリングがあまりにきれいで。
「今すぐ形を変えるより、まずはこのまま楽しみたい」
そんな気持ちが勝って、しばらくはそのままの形で使うことにしました。
まずは、イヤリングからピアスへ
そこで今日行ったのが、イヤリングをピアスに変更する作業です。(実はこの作業、私がペンダントトップを作っている間に、ほとんどを先生が進めてくださいました。)
作業の流れ


裏側のイヤリング金具を外し、そのパーツを溶かして、ピアスの軸になる棒を作ります。
軸は、ピアスの一般的な太さである0.65mmに。それを本体にロウ付けします。ロウ付け後に、キャッチがしっかり留まるよう溝を入れて、全体を磨いて完成です。
仕上げと、刻印


キャッチは、以前紛失してしまったピアスの、手元に残っていたものを活用しました。イヤリングとして外したパーツにはK18の刻印が入っていたため、本体裏にあらためて刻印を。
先生が手を動かすと、本当にあっという間。きっと自分で行っていたら、レッスン時間をまるまる使っていたと思います。
今は、この形を楽しむ

これで、パヴェピアスとして、思いきり楽しめる形になりました。
いつか、少し飽きてきたら——そのときに、パヴェリングへリメイクすればいい。今は「完成させない」選択も含めて、とても満足しています。
リメイクを視野に入れて使えるのも、彫金を行っているからこその醍醐味。
今を楽しみ、また次の形へ。とても贅沢な趣味だと思います。
