BLOG & INFO

リバティの柄図鑑

エデナムの魅力を探る|リバティのクラシックデザインとその魅力

#エディナム#エデナム#エデンハム#リバティ#リバティの柄#リバティ好きな方へ

2023年エターナル・コレクション / タナローン

エデナム(Edenam)は、子供服をはじめ、各アパレルブランドで多く取り上げられてきた柄の一つです。では、エデナムとはどのような柄なのでしょうか?詳しく見ていきたいと思います。

エデナム エディナム-Edenham-とは

エデナムの歴史と背景

LIBERTY公式HPでは、エデナムを以下のように記しています:

1994年にリバティ社が購入したデザインで、1997年からクラシックコレクションに加入しました。スペースのある構図と明るく軽快なこの柄は、アイボリー系の淡色グランドの配色のみならず、ネイビーなどの濃色のグランドの配色まで数多くの配色のヴァリエーションがあり、デザイン発表以来、リバティプリントを代表する1柄として、不動の人気を保っています。

エディナム タナローン|リバティ Liberty 公式オンライン (liberty-japan.co.jp)

まさに「不動の人気柄」という表現がぴったりです。

エデナムの実際の使用例


私自身、娘が小学生の頃にエデナムのワンピースを作り、その後はスカートに仕立て直して長年愛用していました。その際、多くの人々から「あら、可愛いエデナムね」と声をかけられたのを覚えています。エデナムのデザインは、オケージョンにも適しており、大変重宝します。

2023年エターナル・コレクション / タナローン 

エデナムの位置づけ

イギリスのリバティにおいては、エデナムはクラシックコレクションに属していますが、リバティジャパンではエターナルコレクションに分類されます。いわゆる「定番柄」として、長く愛され続けているデザインです。(詳しくはコレクションページをご覧ください。)

先ほど、「1994年にリバティ社が購入したデザイン」と記載されていましたが、イギリスのLIBERTY公式HPによると、「1994年にリバティファブリックスのために初めてデザインされた」と記載されています。また、「当社のアーカイブデザインからインスピレーションを得たもの」とも記載されています。

これは、リバティ社以外のデザイナーがリバティ社のアーカイブデザインからインスピレーションを得て作成したデザインを、リバティ社が採用したことを意味しているのかもしれません。

リバティのアーカイブとは

リバティプリントの話をしていると良く出てくる「アーカイブ」というワードというワードについても少し述べておきます。

アーカイブとは1880年代から英リバティのデザイン事務所の一部となっているプリントの参考ライブラリのことです。パターンブック、絵画、図面、写真などが収められています。オリジナルのアートワーク、木版、ファブリックベースなどが可能な限り様々な形式で保存されています。

つまり、リバティ社の過去150年間にわたるデザインのデータを保管しているプリントの参考ライブラリーのことを指します。エデナムはこのアーカイブに収められているデザインからインスピレーションを得て生まれたデザインなのです。  

アーカイブについて詳しくはこちら

Edenham エデナムとは何?

エデナムの話に戻ります。エデナムという柄は、リバティ社では「エディナム」と表記されます。たまに「エデンハム」という柄名で販売しているお店もあります。最も一般的な名称は「エデナム」のように思えますので、こちらでは「エデナム」と表記しています。

では、そのEdenham「エデナム」 とは何を意味する言葉なのでしょうか。

調べてみるとEdenhamは、イギリスのリンカンシャー州サウスケスティーブン地区にある小さな村の名前です。ちなみにこの村は「エデンハム」とも呼ばれています。

リンカンシャー州


グリムズソープ城や Edenham Regional Houseなどの見どころも多い場所です。
リバティのエデナム柄がこの地名から由来しているのかは不明ですが、何か関係しているのかもしれません。

次に、エデナムに描かれている花について見てみましょう。

エデナム柄に描かれている花

エデナム柄は、バラ、ゼラニウム、ワスレナグサなどの多方向に散らばった葉の茂った枝や、グラフィックな花で飾られています。(イギリスLIBERTY.公式HPによる)

バラ
ゼラニウム
ワスレナグサ

〇で囲んだ花がそれぞれバラ、ゼラニウム、ワスレナグサなのでしょうか。
個人的には、エデナムの柄の中で□で囲んだ野イチゴのようなお花が一番お気に入りです。

野イチゴ

エデナムの種類

エデナムにはさまざまな配色のバリエーションがあります。その人気柄の高さから、様々なコレクションで新しいデザインとして展開されています。その一例をご紹介します。

ネオンリバティ(Edenham Neon)

2023年春夏カプセルコレクション / ネオン・リバティ / タナローン

エデナムネオンは、一部がネオンカラーで描かれているシリーズです。2023年には当ショップでは特にこの色のエデナムが人気を博しました。

タナ “チェック・アンド・プリント”

2023年春夏カプセルコレクション / タナ “チェック・アンド・プリント” / タナローン

こちらはエターナル・コレクションで展開されている、先染めギンガムチェックの「タナローンチェック」に、人気のリバティプリントを施したコレクションです。ギンガムチェック×エデナムの融合柄となっています。

お子様のワンピースを作ると、とっても可愛らしく仕上がるでしょう。

エディナム・シャドウ

2023秋冬シーズナルコレクション / エディナム・シャドウ 

クラシック・レンジのエデナムをリフレッシュした「エディナム・シャドゥ」は、ステンシルによるモノクロームの効果でモダンな雰囲気を醸し出し、洗練された着こなしやすいデザインになっています。

リバティ×リバティのエデナム柄商品

Amazonでは、リバティ×リバティのエデナム柄の歯ブラシケースを常時販売しています。特に、上記の2色のケースは人気があります。

その他にも、様々なお色のエデナム柄商品が展開されており、色によって印象が大きく変わりますので、季節やお好みに応じてお選びいただけます。

商品の在庫は日々変化しますので、最新のラインナップについては【商品一覧】をご覧ください。

さいごに

いかがでしたでしょうか。エデナムについて少しお分かり頂けましたでしょうか。
左右に3枚ずつ規則正しく並ぶ葉っぱがアクセントとなり、余白のある構図がどことなく力強さを感じる柄だと思いませんか?

エデナムは過去150年間のリバティのデザインからインスピレーションを受けて完成した柄であり、30年前に誕生した柄です。それにも関わらず古臭さを全く感じさせず、新鮮さを保ちながら、現代でも多くの人に愛されています。

きっと娘も、大人になったときエデナム柄を懐かしくも新鮮に感じることでしょう。今後のエデナム柄の展開にも期待が高まります。

この記事の著者

秋山 良枝

広島県生まれ。2歳から11歳までブラジルで過ごす。神戸市の大学を卒業後、5年間企業勤め。30歳で看護師免許を取得。
都内の大学病院勤務を経て子育て中に 子どもが中身を把握でき、自ら探せるポーチを手作りしたことがリバティ×リバティの原点。
2013年から制作活動を開始。看護師の経験を生かし、お子様からご高齢の方まで誰もが使いやすいポーチ作りに励んでいる。

“エデナムの魅力を探る|リバティのクラシックデザインとその魅力” への3件のフィードバック

  1. […] akinobu クラシックガーデン スモールスザンナ エデナム ランゲージオブフラワーズ […]

  2. […] ア素材を使用することで、中身が一目で分かる便利なデザインとなっています。さらに、エデナム柄や他のリバティ柄と組み合わせたアイテムも多数ご用意しております。それぞれサイ […]

  3. […] エディナム […]

関連記事

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 リバティ×リバティ All rights Reserved.
ショップリンク