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リバティの柄図鑑

リバティのフェルダの魅力|草原の花々が織りなす美しさ

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はじめに

少し前に、ご依頼を頂戴してフェルダの生地でポーチやバッグを作成しました。リバティタナローン「ラミネート」生地でフラットバッグとクリアポーチ2点を、そして「リサイクルナイロンリップストップ」でエコバッグを作成しました。

こちらがエコバッグです。

リバティのフェルダ(紺色)で作ったエコバッグ
エコバッグ(リサイクルナイロンリップストップ)

これまでにもフェルダの商品を数多く販売してきましたが、これらのフェルダも非常に魅力的だったので、柄について調べてみました。
また、初めて扱った「リサイクルナイロンリップストップ」生地についてもまとめてみたのでご覧ください。

フェルダ-Felda-とは

アヤメ、ポピー、デイジーなどの草原に咲く様々な花を描いたデザインです。繊細な水彩で描かれた「フェルダ」はソフトでロマンティックな雰囲気です。フェルダ タナローン|リバティ Liberty 公式オンライン (liberty-japan.co.jp)

フェルダ柄について、LIBETY公式HPには上記のように説明されています。

こちらは2023年エターナル・コレクションの一部です。水彩らしい淡いお色と、ぼやけたタッチが優しい雰囲気を演出しています。
私は初めてこの柄を見たとき、女性らしいふわっとした印象を受けました。

フェルダに描かれた花

フェルダにはアヤメ、ポピー、デイジーなど草原に咲く花が描かれています。これらはリバティプリントに良く登場するお花たちです。

・アヤメ:

独特な形と鮮やかな色彩で知られるアヤメは、優雅で美しい雰囲気を醸し出します。

アヤメ

・ポピー:

明るい色合いと大きな花弁が特徴のポピーは、エネルギーと活力を感じさせます。

ポピー

・デイジー:

シンプルで親しみやすいデイジーは、明るく元気な印象を与えます。

デイジー

それぞれが以下のように描かれていると推測してみました。

他にも小花などたくさんのお花たちが描かれています。どんな花が描かれているのかを想像するのも楽しい時間です。

フェルダ柄のカラーバリエーション

フェルダのタナローンには、地がオフホワイトのものと、黒地や紺地のものがあります。前者は涼し気で軽やかですが、後者はかなりシックで重みを感じます。
同じ柄ですが、随分印象が異なります。

冒頭でご紹介したこちらは、同系色のグラデーションで表現した「ワントーン・グラデーション・コレクション」の生地で作りました。
定番のエターナルコレクションで展開される柄のワントーン配色バージョンで、フェルダでは次のようなカラー展開があります。

皆様はどのフェルダがお好きですか。

リサイクルナイロンリップストップ

この度、初めて「リサイクルナイロンリップストップ」を縫いました。エコバッグ用です。
これまでエコバッグに使用していた「ナイロンタフタ」とも比較してみたいと思います。

リサイクルナイロンリップストップとは

リサイクルナイロン100%、45デニールのミニ・リップストップのことです。主にナイロン・コットン・ポリエステルなどの生地をベースに格子状に縫い込んだ生地です。
では、リップストップとは何なのでしょう?

糸を格子状に織り込んだ高強度の織物のことで、ほつれにくく破れにくいのが特徴です。「rip(裂ける)」ことを「stop(止める)」ことから「リップストップ」と名づけられています。

裏面を見てみると格子状になっているのが良く分かると思います。レスポの商品を思い描いて頂けると分かりやすいと思います。

リバティ「フェルダ」リサイクルナイロンリップストップ

リップストップ生地は、テントや寝袋、パラシュート、防護服など高い耐久性を求められる用途に良く使われています。もともと第二次世界大戦中にアメリカで軍服やパラシュートの強化の為に開発されたものだそうです。

この強度が備わったリバティの「リサイクルナイロンリップストップ」は、まさに重たい食材を入れるためのエコバッグにぴったりだと思います。

リサイクルナイロンリップストップとナイロンタフタの違い

これまでエコバッグを作っていた生地ナイロンタフタ」と「リサイクルナイロンリップストップ」を比較してみます。
・ナイロンタフタ:裏側を見てもらうと分かる通り、格子状にはなっていません。ナイロン特有のツルっとした手触りで、生地をつかむとシャカシャカと音がします。

イルマ ナイロンタフタ


・リサイクルナイロンリップストップ:
布帛により近い感触で、ザラッとしており摩擦を感じます。つかんでもそれほど音がしません。重さは「リサイクルナイロンリップストップ」の方が少し重たい感じがします。

手触りは好みによると思いますが、耐久性を追求すると「リサイクルナイロンリップストップ」の方がほつれにくく破れにくいので優れていると感じます。
私個人の感想ですが、「リサイクルナイロンリップストップ」の方が縫いやすく感じました。

ご参考にしていただければ幸いです。

まとめ

アヤメ、ポピー、デイジーが全て開花する時期は日本では5月頃に当たります。今は8月の末なので少し季節外れの柄のご紹介となってしまいましたが、猛暑の夏。少し爽やかな春を感じたい時にはフェルダ柄のポーチや服を着て、気分だけでも涼しくなってみてはいかがでしょうか。
繊細な水彩のタッチで描かれたお花たちも、さわやかな春の風を連想させてくれます。

当ショップでは、リバティのフェルダ柄を使用した素敵な商品を取り揃えております。フェルダ柄のアイテムは、見ているだけで爽やかな春の気分を楽しむことができます。猛暑の中でも涼しさを感じられるアイテムとして、ぜひお試しください。

商品一覧はこちらからご覧いただけます。

この記事の著者

秋山 良枝

広島県生まれ。2歳から11歳までブラジルで過ごす。神戸市の大学を卒業後、5年間企業勤め。30歳で看護師免許を取得。
都内の大学病院勤務を経て子育て中に 子どもが中身を把握でき、自ら探せるポーチを手作りしたことがリバティ×リバティの原点。
2013年から制作活動を開始。看護師の経験を生かし、お子様からご高齢の方まで誰もが使いやすいポーチ作りに励んでいる。

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