リバティ フェリシテで彩る薔薇の世界

可愛らしさと優雅さを併せ持つフェリシテは、長年リバティの代表作として親しまれています。今回はフェリシテについて解説していきます。

フェリシテ-Felicite-

LIBERTY.公式HPでは、フェリシテの柄について次のように説明しています。

1933年にリバティの為にデザインされたバラ柄で、「ベッツィ」や「ウィルトシャー」と同様DSというイニシャルのデザイナーによるデザインです。密集した丸みのあるふっくらとした花柄が印象な柄です。1997年春夏コレクションに登場し、2001年春夏からはクラシックコレクションにも加入しました。https://www.liberty-japan.co.jp/item/detail/1_2_97-3637113-TEE_BE_LF/BE

フェリシテは、ぷっくらとした薔薇と小花が描かれています。なんと1933年にデザインされているのですね、90年以上も前にデザインされていたとは驚きです。

DSというイニシャルのデザイナー

リバティについて調べていると、DSというイニシャルのデザイナーについての記載を良く見かけます。LIBERTY.公式HPでも「謎の人物」と記しているほど、人物についての詳細は分かりません。
その人は1930年代に活躍したデザイナーで、リバティの中でも人気のある柄を多く残しています。

「フェリシテ」以外にその人がデザインした「ベッツィ」「ウィルトシャー」「ミシェル」は全て、長年に渡り愛されています。

まさにリバティの代表作ばかりです。

フェリシテ-Felicite-の意味と薔薇の花言葉

félicité 　フランス語で　（宗教的）至福、喜び、幸福　という意味だそうです。
スペイン語でfelicidad、ポルトガル語でFelicidadeが幸福や幸運の意味します。

バラの花言葉は「愛」や「美」です。
リバティのランゲージオブフラワーズという柄にも、Roseの花言葉はBeautyと描かれていました。ちなみにこの柄は、様々な花の花言葉が描かれています。

フェリシテの柄は見た目の通り、愛にあふれ、喜びや幸福を表すデザインなのでしょう。

フェリシテの色

人気の柄だけあって、様々な色展開があります。

愛らしいお色だけでなく、シックなブラック系もあります。

その他、2022年にはネオンリバティシリーズとしてネオンカラー（蛍光色）を使用した配色のフェリシテが登場しました。

こちらは、エターナル・コレクションに含まれている先染めギンガムチェックに人気のリバティプリントを施したタナ “チェック・アンド・プリント”コレクションです。
フェリシテ×チェック柄の融合です。

チェックで柄が分かりにくいですが、不思議と薔薇感が増している気がします。とても可愛いです。

また、人気の柄だけあり、ショップのオリジナルカラーが多く発売されています。こちらはサンドウさんの一例です。

淡いくすみがかったお色のものや、コントラストのはっきりとしたお色のものなど、多様な姿に変化しています。

以前は、オリジナル商品として柄を75％縮小した物も発売されていました。お花が少し小さくなるだけで、印象が随分違うことに驚きました。

長年人気の柄ですから、これからも復刻色やオリジナルカラーのフェリシテが登場することでしょう。楽しみです。

リバティ×リバティのフェリシテ

当ショップでも様々なお色のフェリシテの商品を取り扱っています。淡いお色のフェリシテでご依頼を頂戴することも少なくありません。

以下は現時点で販売しているものの一例です。優雅な薔薇の美しさと、小花の愛らしさを併せ持つフェリシテをご堪能頂けると嬉しいです。