秋山 良枝
広島県生まれ。2歳から11歳までブラジルで過ごす。神戸市の大学を卒業後、5年間企業勤め。30歳で看護師免許を取得。
都内の大学病院勤務を経て子育て中に 子どもが中身を把握でき、自ら探せるポーチを手作りしたことがリバティ×リバティの原点。
2013年から制作活動を開始。看護師の経験を生かし、お子様からご高齢の方まで誰もが使いやすいポーチ作りに励んでいる。
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リバティプリントを語る上で絶対に忘れてはならない柄、スモールスザンナ。
大小さまざまなひまわりがぎっしりと描かれています。
特に夏、アパレルブランドで最も起用されている柄なのではないでしょうか。リバティプリントに詳しくない方も、一度は目にしたことがあると思います。
ちょうど昨日、この柄のブルーのブラウスを着用されているご年配の女性を見かけました。とても涼し気で素敵でした。
今回はその柄について調べてみます。
2023年エターナル・コレクションです。LIBERTY.公式HPには、この柄について次のように説明されています。
2005年春夏コレクションに初めて登場した「スザンナ」は大小さまざまなひまわりをモチーフに、繊細な描写が目を引く陽気なデザインです。スモール・スザンナはそのスザンナをベースに、2008年春夏用に丹精こめてアレンジされたコンテンポラリーなデザインです。https://www.liberty-japan.co.jp/item/detail/1_2_08-3638158-TEE_AE_LF/AE
「スザンナ」はエマというデザイナーによってデザインされた柄です。色々探したところ、「スザンナ」自体の画像を一点のみ見つけることができました。
こちらは英国産のクラシックタナローンだそうです。
柄そのものはスモールスザンナと変わりありません。こちらに描かれているひまわりたちのサイズは大きく、そのスケールと配色を変えたものがスモールスザンナになります。まさに小さくしたスザンナということで「Small Susanna」、そのままの名前ですね。
スモールスザンナは、冒頭でご紹介したこちらの色の他に様々な色があります。
色によって、随分雰囲気が変わります。あなたはどのお色が好みでしょうか?
ちなみにリバティ×リバティでは、トップの黄×緑と、紫のスモールスザンナが特に人気です。どの年代にもそれぞれのファンがいらっしゃいます。
リバティプリントには「スモールスザンナ」をアレンジした柄があります。
スモールサス-Small Sus-
スモールスザンナが単色となって登場した柄です。色味が極端に抑えられ、ますます大人っぽい柄になっています。
スモールサスは、LIBERTY.公式HPによると
2005年春夏コレクションの為に2003年にリバティのスタジオで手描きされた「スザンナ」を、洗練された印象へとアレンジしたデザインです。色調を抑えることにより、細部まで描き込まれた陽気なヒマワリがより強調されています。全体的に緻密なレイアウトで配置されており、1880年代の美的運動の象徴でもある輝かしい花の紋章へのオマージュでもあります。
と説明されています。1880年代の実的運動とはおそらくウィリアムモリスが主導したアーツ・アンド・クラフツ運動のことを指しているのでしょう。昔のアーツ・アンド・クラフト運動の象徴をオマージュして作られたとは全く知りませんでした。
「チェック・アンド・プリントコレクション」のスモールサス
エターナル・コレクションに、先染めギンガムチェックがあります。それに人気のリバティプリントを施したのが ”チェック・アンド・プリント“ コレクションです。
スモールサスとチェックの掛け合わせ柄です。
「2023年春夏カプセルコレクション」として発売されました。
ひまわりがチェックの中に隠れている感じの柄で、大きな花の主張が抑えられています。ややからし色に近いオレンジが落ち着きを感じさせます。
お子様の夏のワンピースや、大人女性のスカート、ブラウスなど何にでも合いそうなデザインだと思います。
いかがでしたでしょうか。まさに今の季節にぴったりのヒマワリ柄・スモールスザンナのことを知って頂けたでしょうか。
「夏」と何度も書きましたが、実はリバティ×リバティではこれら↑のお色のポーチは年中を通して人気があります。
リバティプリントとして大変有名でありますし、お嫌いな方があまりいらっしゃらないことから、ギフトに選ばれる柄上位でもあります。頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。
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