BLOG & INFO

リバティの柄図鑑

リバティのアーカイブギンガム|歴史とデザインの謎を探る

#ご依頼#アーカイブギンガム#オーダー#チェック柄#ハンドメイド#フォレストデライツ#リバティ#リバティのポーチ#リバティの柄について#リバティプリント#リバティラミネート#リバティ好きな方に#喜ばれるポーチ#新しい柄

インパクトのあるチェック柄、リバティプリント「アーカイブギンガム」

今回は、この柄に焦点を当てて、その魅力と背景についてご紹介します。リバティの中でも個性的なデザインである「アーカイブギンガム」は、歴史とモダンなエレメントが見事に融合した、唯一無二の存在です。この記事を通じて、その秘密を探ってみましょう。

アーカイブギンガム-Archive Gingham-について

「アーカイブギンガム」は、2023年カプセルコレクションの中の、リバティ・フラワー・マーケットコレクションの一柄です。

リバティ・フラワー・マーケットコレクションとは?

リバティの豊かな伝統からインスピレーションを受け、アールヌーヴォーから抽象画までさまざまな時代のデザインに目を向けたコレクションです。

その中の一つが、今回のテーマである「アーカイブ・ギンガム」柄です。この柄についてLIBERTY公式HPでは以下のように説明しています。

リバティのアーカイブに所蔵されているいくつかの手描き作品を繋ぎ合わせて作られたパッチワークの花柄は、チェック柄になるように慎重に構成されました。キク、バラ、チューリップ、デイジー、シャクヤク、クレマチスの花が格子から覗き、光と影の部分が独特の空間観を生み出しています。https://www.liberty-japan.co.jp/features/design-and-living/1608

リバティのアーカイブとは?

リバティ社の過去150年間にわたるデザインのデータを保管しているプリントの参考ライブラリのことを指しています。
パターンブック、絵画、図面、写真などが収められています。または、リバティ社に蓄積された過去のデザインそのもののことも「アーカイブ」と言います。詳しくはこちらをご覧ください。

そのアーカイブから選ばれた花のデザインを集めたものが、この「アーカイブギンガム」なのですね。歴史あるデザインの集合というわけです。

リバティの伝統と現代のデザイン要素が見事に調和した「アーカイブギンガム」は、ファッションやインテリアに取り入れるだけでなく、その背景にあるストーリーや歴史を知ることで、さらに深く楽しむことができるでしょう。

アーカイブギンガム柄に描かれた花

キク、バラ、チューリップ、デイジー、シャクヤク、クレマチスの花たちは、以下のように描かれているのだろうと解釈してみました。

キク

キクは秋の象徴であり、細かい花びらが放射状に広がる形が特徴です。特に日本や中国で愛され、伝統行事にも使われることが多い花です。

.

バラ:

バラは、多くの重なった花びらと芳香で知られる花です。色も豊富で、赤やピンク、白など多様なバリエーションがあり、ロマンチックな場面やお祝いにぴったりです。

.

チューリップ:

チューリップはシンプルで美しい形状が魅力で、春を代表する花の一つです。特にオランダで有名で、鮮やかな色彩が庭園やフラワーアレンジメントを彩ります。

.

デイジー:

デイジーは中央が黄色く、白い花びらが広がるシンプルな花で、明るく元気な印象を与えます。庭先や野原でよく見かける、親しみやすい花です。

.

シャクヤク:

シャクヤクは大きくて豪華な花を咲かせ、祝い事のシンボルとして広く使われます。重なり合う花びらが柔らかく、存在感があります。

.

クレマチス:

クレマチスはつる性植物で、星型の美しい花が特徴です。フェンスやトレリスに絡ませて育てると、庭を華やかに演出してくれます。

.

特に、キクとデイジーの違いが良く分かりませんでした。

その他:

他に、カーネーション?

パンジー?

と想像できるような花も描かれていました。それぞれの花がどのように表現されているか、観察してみると新たな発見があるかもしれません。同じ花でも見る人によって解釈が異なるのも、デザインの楽しさの一つですね。

アーカイブギンガム柄のカラーバリエーション

以下のように、アーカイブギンガムは渋めなカラー4種類が展開されています。

.


参考)https://www.liberty-japan.co.jp/features/design-and-living/1608

その他、メルシーオリジナルカラーとしてブルー系や、その他の色も発売されています。どの色もノスタルジックな雰囲気が漂っていて、とっても素敵です。「〇色」と一言で表現ができないお色味です。秋に向けて、タナローンでロングスカートを作ってみたいですね。

チェック柄のラミネート生地を購入する時の注意点

少し余談ですが、このようなチェック柄のラミネート生地を購入する際の注意点をお話しておきます。

ラミネートの特徴の一つとして、生地にゆがみができることがあげられます。ラミネート生地自体を作る工程で柄がゆがんでしまうのです。

特に、縦や横に線が入っている柄などはゆがみを感じやすいため、チェック柄の「アーカイブギンガム」も販売欄にその旨が記載されており、その点を了承しないと購入できませんでした。
ただし、今回入手した生地は思った以上にゆがみがなく、チェック柄がほぼ90度に描かれていました。とても運が良かったと思います。

生地のカット部分によってはゆがみが出ることもありますので、その点は了承の上ご購入されることをおすすめいたします。

さいごに

いかがでしたでしょうか。懐かしくも洗練された雰囲気を醸し出す「アーカイブギンガム」。リバティプリントならではの繊細なデザインと色使いが、見る人の心を捉えて離しません。この柄の魅力を最大限に引き出す商品を、当ショップでもご用意しております。

平面の花たちが、立体的に生き返り、あなただけの特別なアイテムへと変わる瞬間をぜひお楽しみください。リバティの美しさと品質の高さを存分に感じていただけることと思います。

商品一覧はこちらからご覧いただけます。

この記事の著者

秋山 良枝

広島県生まれ。2歳から11歳までブラジルで過ごす。神戸市の大学を卒業後、5年間企業勤め。30歳で看護師免許を取得。
都内の大学病院勤務を経て子育て中に 子どもが中身を把握でき、自ら探せるポーチを手作りしたことがリバティ×リバティの原点。
2013年から制作活動を開始。看護師の経験を生かし、お子様からご高齢の方まで誰もが使いやすいポーチ作りに励んでいる。

“リバティのアーカイブギンガム|歴史とデザインの謎を探る” への3件のフィードバック

  1. […] 先日ブログで取り上げた「アーカイブギンガム」のラミネート生地を、形にしました。 […]

  2. […] 今日は、アーカイブギンガムの小物2点をご紹介します。 […]

  3. […] アーカイブギンガムは秋らしいお色。何とも表現しがたい味わいが感じられます。少しアンティークな感じ。パッチワークがお好きな方にも好まれそうです。 […]

関連記事

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 リバティ×リバティ All rights Reserved.
ショップリンク